婚活アプリ・出会い系において、業者やサクラと並んでやっかいなのがマルチ系(ネットワークビジネス)の勧誘です。
こちらは真剣に出会いを求めているのにも関わらず、相手はあくまでも恋愛する気はありません。
取り敢えず不特定多数の人間と接点を持ち、ビジネスへ勧誘するのが目的です。
「会ってみたらマルチだった」となるとお金も時間も無駄になってしまいます。可能な限り、実際に会う前に見極められるようにしたいですね。
無駄な被害に合わないように予備知識として参考にしてください。
ちなみに、そもそも、マルチが多いのはマッチング系のアプリです。Facebook連動の月額制のやつ。
マルチを見分けるのが面倒・難しいという人は、都度課金システムの一般的な出会い系アプリを使ったほうがいいです。システム的にマルチの勧誘には使われません。
Facebook連携型の出会い系にはマルチ勧誘目的が多い
出会い系アプリや婚活・恋活アプリなど色々な種類がありますが、Facebook系のアプリがマルチ(ネットワークビジネス)が多いと思います。
露骨な出会い系アプリ・サービスだと、恋愛というよりヤリ目(援交)の利用者が多いからです。
最初から「1回いくらで」みたいなヤリ目相手だと、ネットワークビジネスの方も勧誘しづらいですし、相手も異性と会うのは怖いです。
対してFacebook系アプリは真っ当な恋愛目的の利用者の比率が多いです。
これだと「まずはランチしましょう」と言ってデートが出来ますので、ランチの後に勧誘現場へ連れ出しやすいんです(笑)
健全な出会いの場だからこそ、マルチ系も手を出してくるということですね。
では、次から対処方法を見ていきます。
ネットワークビジネスをプロフィールで見抜く
まずはコンタクトを取る前の段階。プロフィールで怪しい人は除外しましょう。
職業が自由業
完全にアウトではありませんが、職業の表記が「自由業」となっている人がいたら一応疑います。
ネットワークビジネスで生計を立てている人は、他に該当する職業が無いので「自由業」を選択(記述)しているケースがあります。
また、彼らは普段から「自由」「自由業」という言葉を使います。これはアプリやネット上に限らず、オフラインでも使ってます。ですので、その延長線上で出会いアプリにおいても「自由業」の可能性が高いです。
もし自由業の人がいたら、プロフィール欄を見て具体的に何をしているのか確認します。もし記載が無い場合は会話の流れで探りを入れた方がいいですね。
不特定多数と会いたがっている
女性心理や実際にアプリ上の女性の言動を見ると、女性は「真剣に付き合える特定の1人を見つけたい」のが大多数です。ですので、プロフィールには以下のような記載が目立ちます。
- 素敵な相手と出会いたい
- 彼氏ができたら辞めます
- ◯◯な人がいい
このように将来彼氏・夫になるであろう「特定の一人」に対してのメッセージになります。
それがマルチになると「普段知り合えない人と出会いたいです」のように、不特定多数との出会いを求める書き込みに変化します。他にも「色んなジャンル(職業)の人と会ってみたい」など。
目的の対象が「1人」ではなく「多数」じゃないかと感じるプロフィールの場合は要警戒です。
マルチ特有のキーワード
マルチやネットワークビジネス特有のキーワードや、彼らが好き好んで使う言葉というものが存在します。他にも商品名や
例えば有名なのがアムウェイ(Amway)の「37」という数字です。これは、ネットワークビジネスのトップの人間の誕生日が3月7日であることが由来でして、彼らのラッキーナンバーとして使われています。
実際にプロフィール欄に「37」という数字が書いてあったり、写真に写っている人を何人か見かけています。
マルチ同士が勧誘しあうというミスを防ぐために、あえてこういった分かる人には分かるキーワードをプロフに入れる人もいますね。
- 37
- ホームパーティー
- セミナー
- (個人主催の)料理教室
- クルーザー
- 数十人〜数百人規模の旅行やイベント
- 現実的・具体的でない夢を語るetc
このあたりは注意しておきたいです。
Facebook公開・LINEで見抜く
アプリのプロフィールでちょっと怪しいなと感じる場合は、FacebookアプリであればFacebookを公開してもらいます。また、LINEの交換も有りです。
出会い系アプリ内に記載が無くても、普段使っているSNSやLINEにマルチの証拠がある可能性はかなり高いです。
彼らは人をたくさん集める仕事ですので、SNSはガンガン使います。そして「パーティーやった」「クルーザー乗った」「料理教室行った」などと夢のある生活アピールの為の投稿が多いです。
Facebookの投稿、LINEの一言やホームへの投稿をざっと見るとだいだいシッポを出しますよ。
絶対に胡散臭い写真や、変な交友関係が出てきます。
やり取り・メッセージ・アポイントで見抜く
マッチング後のメッセージやデートのアポで見抜く方法です。
異常に積極的
通常は、会話して仲良くなり自然と「では食事行きましょうか」となります。
相手がどんな人か分からない状態、気が合うかも分からないにもかかわらずアポを取ろうとしてきたら注意します。
会話のかなり序盤から「今週末空いてますか?」「取り敢えず会いませんか?」のようなアプローチをしてくる人は怪しいです。
これが男が言うならまだ分かりますが、通常の女性はまずメッセージを重ねますね。で、だいたいメッセージが続かないんですが(笑)
あとは、普段メッセージ続いていないのに、忘れた頃にメッセージが来て食事に行きたがる。普通、興味があればメッセージ続けますよね。
これは、「恋愛対象として興味は無いけど会いたい」というマルチの心理が現れてる可能性大です。
会う約束が急
「明日空いてますか?」「今日これからカフェ行きませんか?」といきなり過ぎるお誘いが来たら怪しいです。
ネットワークビジネスの人たちは常に「どれだけアポが取れるか」を考えて行動してます。で、よくあるのが「アポは取ってたけどもドタキャンされた」という状況。
ドタキャンが起きると、それを埋める為に連絡の取れる人一斉にアポイントを取り始めます。これが急にアポが来る理由ですね。
その後にゆっくり対応してみて下さい。「他の人(友達)と行くことになったので、また今後!」となったらほぼマルチ確定です。
あなただけでなく、裏で多数に一斉にアポ取りしているということになります。
特定の場所・時間を指定する
これは見極めが難しいですが、理由があります。
ネットワークの勧誘(初見の人と会う場合)の流れは以下のようになってます。
- カフェなどで面談
- 可能であれば勧誘場所に連れて行く
この人、ビジネスの話聞いてくれそうだなと思ったら、そのままオフィスやセミナールームなどへ移動して、より詳細の説明をするのが理想なんですね。
ついでに、上の人(アップライン)も出てくるんですけど。
ですので、次に移動するために「時間」と「場所」を限定したがります。オフィスの近くや、セミナーに間に合う時間と言った具合です。
だいたいは「日中」に「カフェ」です。MAXでもランチです。
「まずは気軽にカフェ・ランチで会いたいです」みたいな人がいたらマルチ率多め。
普通恋愛目的で使う人は、男女ともにディナーで会います。
向こうはビジネス目的で何十人と会うわけなので、なかなか夜に飲みに行ったりという時間は使いたがらないんですよね。
MLM・マルチ・ネットワークビジネスの種類を特徴を知っておく
どんなビジネスがあるか簡単に知っておくと、「あーこの話が出て来るってことはアレかな?」と勘づける可能性も高まりますね。
暇な人はビジネスと扱っている商材を見てみるといいかもです。
と言っても100社以上あるので、流行りモノとか有名なものを抑えて置けばいいでしょう。
全部のビジネスが、面倒な勧誘行為をしてくるわけでもないので。
例えば、リゾネットというビジネスの会員は「リゾートライフアドバイザー」と名乗って接触してきたりはあるみたいですが。
月間ネットワークビジネスという書籍もあります。
興味ある人はどうぞ。
逆にマルチの勧誘を利用して枕営業させるのはアリ
考え方を変えれば、マルチの人ってそれ以外の女性と比べて、向こうから距離を縮めてくれます。
保険などのセールスレディ(営業)をイメージして貰えればわかります。
マッチングアプリを使うほど、男探しに困らないような女の子と、簡単にお茶とか食事とかいけちゃうわけです。
なので、そこでマルチやってることを前提に口説いてしまえるなら口説いてもいいですし。
知り合うきっかけが仕事(マルチ)だったとしても、それとは関係なく男女として恋愛に発展しても何もおかしくはありませんよね。
まぁ、MLMの活動を強要してくるような人だと面倒ですが。
マルチはやらないけど、君のことは好き。で通る相手であればそれほど問題ないのでは?
あと、アレがあるかもしれません。アレ。
女性が営業に使う武器と言えば?
そう。枕営業ですね。
これをどうするかはあなた次第です。
遊び方によっては、ネットワーカーと遊ぶのも楽しいかもです。
出会い系のマルチ対策まとめ
総合的に、プロフィールがやや怪しい人から「急なんですけど、◯◯のカフェで◯時頃どうですか?」のように来たら僕はかなり警戒しますね。
あとは経験と、全力で動物的感を働かせましょう。
ネットワークビジネス目的の女性も口説けるくらいになったら面白いんですけどね。
あと、マルチの人間が多いのはペアーズなどマッチングアプリ系です。
ポイント制の出会い系アプリは、システムの都合上マルチの勧誘はかなり少ないです。